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起きられない原因は非24時間睡眠覚醒症候群だった

Nさんは学生時代は睡眠相後退症候群で睡眠リズムが崩れ、そのまま社会人になる頃には悪化して非24時間睡眠覚醒症候群になってしまったそうです。
非24時間睡眠覚醒症候群は周期的に就寝時間と起床時間が朝と晩で入れ替わってしまう、睡眠障害の中でも症状が重たい病気です。
実際、Nさんは非24時間睡眠覚醒症候群のために一度会社を退職までされたということでした。

なぜ非24時間睡眠覚醒症候群になってしまったのか?

※以下、Nさん主観での体験談になります。

 

私は学生の頃から「睡眠相後退症候群」という病気に悩んでいました。
睡眠相後退症候群は、夜更かしなどで一度崩れた睡眠リズムが戻らないために、寝るのは深夜遅く、起きるのは昼頃になってしまうという睡眠障害です。
午前中はいくら起きようと思っても身体がいうことを聞かず、全然起きれません。そのため学校も遅刻や欠席が多い子供でした。

 

朝は全然起きられず、たとえ起きたとしても調子が悪いためにほとんど活動はできませんが、午後や夕方頃になると調子が上がってくるため、基本的に私の活動時間は夕方〜深夜(もしくは明け方)という感じでした。
このような生活を長年続けていたためなのか、睡眠相後退症候群が悪化し、今度は「非24時間睡眠覚醒症候群」という睡眠障害になりました。

 

非24時間睡眠覚醒症候群は、睡眠時間が固定されず、毎日少しずつズレてしまう病気です。
私の場合は毎日1時間〜2時間くらいずつ就寝時間と起床時間がずれていたため、10日〜14日ずつ昼夜逆転の生活になってしまいました
つまり、10日前は夜の11時に寝ていたのに、10日後には朝の11時に寝てしまうという状態です。

 

非24時間睡眠覚醒症候群になっても、学生の頃はそこまで困ることはありませんでした。
大学も4年生の後期にもなればほとんど授業が無かったので、眠くなったら寝る、眠くなるまでは遊んでいるという生活です。

非24時間睡眠覚醒症候群で困ったこと

朝方に寝る時は朝は起きれないため、活動は夜になります。
夜から明け方まで遊び、帰ってきたら寝る。そんな生活に「マズイな」と気づいたのは就職活動を始めた頃でした。

 

面接や説明会は午前中に実施されることが多かったのですが、私の睡眠時間の周期によっては朝全く起きることができず、起きたら面接の始まる時間だったということも何度かあります。
明日は絶対に起きなくてはいけない、という時は寝ないで行くこともありました。朝方に寝てしまうと起きれないですから。

 

寝ないで面接に行っても結果はボロボロです。いくつの面接を無駄にしたか分かりません。
なんとか睡眠周期と合った面接で通り就職することはできましたが、就職後もやはり苦労することになりました。

 

当たり前ですが、会社は平日毎日朝から出社しなくてはなりません。
ですが私の場合毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きるということは出来ません。
そのため、寝ないで出社したり少し仮眠を取って出社するということも多々ありました。
そんな状態で身体が持つわけもなく、日々眠気や体調不良と戦いながらの出社でした。
もちろん、そうまで頑張っても遅刻してしまうこともありました。

 

入社してから半年、私は会社を退職しました。
身体が持たなかったことと、何度も遅刻をしてしまい会社に居づらくなってしまったことが理由です。

 

大学生の頃から一人暮らしをしていましたが、退社と合わせて一人暮らしも辞め実家に帰りました。
会社を辞めたこと、なぜ会社を辞めてしまったのかを両親に説明し、なんとか理解をしてもらえホッとしましたが、根本の問題は解決していないため、途方にもくれていました。

 

実家に帰ってからしばらくして、何かのきっかけで非24時間睡眠覚醒症候群という睡眠障害のことを聞き、自分の症状と一緒だと思い病院に行くことにしました。

非24時間睡眠覚醒症候群の発覚と治療

病院で診断をしてもらうとやはり「非24時間睡眠覚醒症候群」でした。
自然に治ることはほとんどない、と言われ治療を始めることになりました。

 

治療にあたっては病院で「メラトニン」という睡眠相後退症候群や非24時間睡眠覚醒症候群の治療に使われる薬を処方してもらいつつ、生活習慣の改善として@朝日を浴びるA起きたら水分を摂るといったことを実施しました。

 

ですが非24時間睡眠覚醒症候群の治療は相当に難しいらしく、なかなか上手くは行きませんでした。
前述の@もAも、そもそも起きられないのだから実施できません。

 

治療をしても良くならないので精神的にも参ってしまっていた時に、テレビで偶然「インティスクエア」を見ました。
藁にもすがる思いで買っては見ましたが、それでもすぐに良くなるわけもなく、しばらく同じ状態が続いていました。
しかし、インティスクエアは自分で頑張って起きて朝日を浴びようとするのと違い、眠くて起きられなくてもタイマーをセットして置いておけば勝手に光を浴びせてくれるので、惰性で使い続けていました。

 

すると、時間は掛かりましたが夜寝る時間と朝起きる時間のズレが少しずつ小さくなってきたかも?という感じがしてきました。
だからといって自分で能動的に何か出来るわけではないので、ただ決まった時間に「メラトニン」を飲み、インティスクエアをセットして寝る。ただただこれだけを2年間ほど続けてみました。
その結果、2年の歳月を掛けてやっと普通の人と同じくらいの就寝・起床時間になることができました。

 

今は、再び睡眠リズムが崩れないように、なるべく決まった時間に寝るように心がけつつ、インティスクエアも使い続けながら生活をしています。
睡眠リズムが正されたお陰でなんとか再就職もできて助かりました。

『非24時間睡眠覚醒症候群に苦しめられた話(Nさんの場合)』のまとめ

Nさんの場合は治療に2年掛かったということなので、やはり一度睡眠障害になってしまうとなかなか治すのは大変ですね。
特に非24時間睡眠覚醒症候群は睡眠障害の中でも症状が重たく治療もし難い病気なので、現在睡眠相後退症候群になってしまっている人は、悪化して「非24時間睡眠覚醒症候群」になる前に早期に治療されることをお勧めいたします。

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