トップへ戻る

子供が起きない「睡眠相後退症候群」の原因はストレスだった(Tさんの場合)

子供が起きられなくなる「睡眠相後退症候群」になってしまう原因は人によって様々です。Tさんの子供さんの場合はその原因が「過度のストレス」だったそうです。
Tさんの実体験を聞かせていただいたので、下記に掲載したいと思います。ぜひご一読ください。

子供が「睡眠相後退症候群」になった原因

※以下、Tさん主観でのお話になります。

 

私達家族は子供が中学生2年生の時に転校を伴う引越しをしたのですが、これが全ての始まりでした。
引っ越しを済ませ、新しい学校に通い始めた子供は3ヶ月も経つと学校を休みがちになりました。休んでしまう原因は、朝起こしに行っても「眠い。起きられないから休む。」と言いベッドから出てこず、そのまま休んでしまうといった具合でした。もちろん、”眠いから”なんて理由で学校を休ませて良いわけはないので、私も何度も起きるように言うのですが、いくらベッドから出そうとしても頑なに「起きられない」と言って聞かず、結局そのまま登校時間を過ぎてしまい、しょうがなく休ませていたという感じです。

 

当然、「朝起きられないのは夜早く寝ないからだろう」と考えました。事実子供は毎晩のようにゲームをして夜更かしをしていたので、そのことを注意しました。ですがいくら言っても夜更かしをする癖は治らず、学校を休む頻度も増えていきました。しまいには平日でも起きてくるのはお昼過ぎ、寝るのは明け方という生活が当たり前になっていました。

 

インターネットで子供を早く寝かす方法を探していると、偶然私の子供と同じような状態で不登校気味になってしまったという娘さんをお持ちのお母さんのブログを見つけました。よくよく読んでみると、その方の娘さんの場合は高校から寮で一人暮らしを始め、慣れない環境と地元の友だちのいない寂しさからくるストレスで「睡眠相後退症候群」という病気になってしまったということでした。
それを読みハッとしました。うちの子供も突然慣れた土地を離れ、友人のいない学校へ転校させられたストレスが原因で同じ病気になってしまったんじゃないだろうか、と。

 

ストレス

 

そう思った私はすぐに病院に相談しました。子供を連れて病院に行くと、先生から「起きられなくなったのはいつ頃からですか?」と質問され、「転校してきて3ヶ月程経った頃からです」と答えました。
その後も色々質問をされ答えるということを繰り返したのち、診断の結果はやはり「睡眠相後退症候群」でした。
先生からは「お母さんのお考えの通り、転校をして慣れない環境になったことによるストレスが原因でしょう」と言われました。
夫の仕事の都合上仕方のないことだったとはいえ、子供には本当に申し訳ないことをしてしまったと思います。

 

病院の先生からは薬を処方してもらったのですが、なかなか効果は出ませんでした。確かに決まった時間に飲むことで決まった時間に眠くはなるようなのですが、それでもやはり朝はなかなか起きられない状態が続きました。
先ほど話したブログの中でも、「睡眠相後退症候群」の一番の治療法は、原因を根本から解決することだと書かれていたので、夫と「せめて中学を卒業するまでは子供を元の学校へ通わせた方が良いのでは?」という話もしましたし、子供にも「元の学校に戻りたい?」と聞きました。しかし、帰ってきた答えは「戻りたくない」だったのです。
予想外の返事に驚き理由を聞きました。すると本人としては「友達からはお別れ会パーティーも開いてもらって結構壮大に別れてきたから今更戻るのはかっこ悪い」ということでした。

 

”なるほど”とも思いましたが、同時に”これは困った”とも思いました。起きられなくなった原因の根本は転校したことにあったので、元の学校に通わせてあげれば病気も治ると考えていたからです。
本人が元の学校には戻りたくないというのであれば、無理に戻してしまうとさらに病気を悪化させてしまうのでは、と考えこの方法は辞めようということになりました。

子供が起きられるようになるまで

夫と二人でどうしたものかと話し合い、決めたことは「子供のやりたいことをやらせてあげる」ということでした。
ストレスの解消には楽しいと感じることをさせてあげるのが一番で、それは子供が自主的にやりたいということだろうという結論です。

 

そして子供を交えて話をし、「何かやりたいことある?」と聞くと「テニススクールに通いたい」と言いました。
元々転校前の中学では硬式テニス部に所属していたので、転校先の中学でも硬式テニス部に入ろうと思っていたみたいなのですが、転校先の中学では”軟式”テニス部しかなかったので部活に入れなかったということでした。今更別の部活に入っても既にその部活でやっている人には追いつけないから入らない、とも言っていました。

 

部活ができないとなかなか本当に親しい友人が作りにくいというのもストレスの原因の一つだったようです。
そこですぐに硬式テニスのスクールを探し入会しました。スクールは夕方からだったので、朝起きられずに学校を休んでもスクールには通えていました。

 

テニス

 

3ヶ月も通っているとスクールに通っている同年代の子供と友だちになり、スクール以外でもその子達と遊びに行くようになりました。遊びに行くのは土日が多かったのですが、朝から出かけるという時でも自分で起きてくるようになったのです。

 

そうして遊びに行くようになると、平日でも朝自分で起きてくるようになりました。これは本当に驚きました。
ちゃんと学校へ行って放課後に友達と遊びに行くようになったのです。
結局のところ、ストレスの原因は引越し先で友人のいない寂しさということなんでしょうね。
新しい友達ができて遊ぶようになると、自然と夜更かしもせず朝もちゃんと起きるようになりました。

 

こうしてうちの子供はなんとか無事に「睡眠相後退症候群」を克服し、朝起きられるようになりました。

 

※本記事はあくまで本人の体験に基づく感想です。

『子供が起きない「睡眠相後退症候群」の原因はストレスだった(Tさんの場合)』のまとめ

Tさんの実体験はいかがでしたでしょうか。薬などで治ったというわけではなく、「テニススクールに通わせたら治った」というのはなかなか衝撃的でしたね。
大人でも新しい土地や職場では結構ストレスが溜まるものですから、子供の場合は慣れ親しんだ友人と離れてしまうというのは想像以上にストレスを感じてしまうものなのでしょう。

 

似たような境遇でお悩みのお母さんはぜひ参考にしてみてください。

関連ページ

子供が起きられなくなって不登校になった話(管理人の場合)
管理人の子供は中学生になってからだんだんと朝起きることができなくなり、ついには不登校になってしまいました。原因は「起立性調節障害」。不登校になるまでと治療の実体験を紹介いたします。
子供が起きられないのは「睡眠相後退症候群」のせいだった
管理人が自信の子供の「起立性調節障害」を治療していく中で知り合ったSさんから聞いた話です。Sさんの子供さんの場合は「睡眠相後退症候群」でした。
子供が「非24時間睡眠覚醒症候群」で不登校になった
管理人が知り合ったWさんのお話です。Wさんの子供さんは「非24時間睡眠覚醒症候群」が原因で学校生活を送るのが困難になり、不登校になってしまったそうです。
子供が起きない「起立性調節障害」と闘った話
子供が起きなくなる「起立性調節障害」に苦しみ闘ったIさんのお話です。管理人の子供も同じように苦しんでいたので、気持ちは痛いほど分かります。
【絶対に起きられる!?】「インティスクエア」を使ってみた
光で起こす目覚まし「inti SQUARE(インティ スクエア)」を使ってみたら、子供がすんなり起きてくれるようになった!その実体験をご紹介いたします。
不登校になったのは朝起きられないのが原因?(Uさんの場合)
Uさんの子供が不登校になったのは睡眠障害の一種である「起立性調節障害」が原因で朝起きられなくなったためだということです。
子供が起きられない原因が分からない
Yさんの子供さんも突然朝起きられなくなり、不登校になってしまったそうです。Yさんは子供さんが起きられない原因が分からず悩んでいたそうですが、当サイトに訪問されたのをきっかけに原因の発見に繋がったそうです。
子供が起きられなくなったので病院に行ってみた話
Oさんの子供さんは中学3年生になり突然起きられなくなったそうです。原因が全く分からずいくつも病院を転々とし、大変だった当時の様子を教えていただきました。
【子供が起きられない原因】睡眠相後退症候群
Eさんの子供さんは概日リズム睡眠障害の「睡眠相後退症候群」になってしまったそうです。睡眠障害への気付きと対策・治療についてご紹介いたします。
【子供が起きない原因】うつ病かと思ったら起立性調節障害だった
Wさんの子供さんは中学生の時に「起立性調節障害」になられたそうです。最初は起きられなくなった原因も分からず、病院では「うつ病かもしれない」と言われてしまったそうです。
子供が起きないのは慢性的な睡眠不足が原因だった!
うちの子供は中学生のある日突然朝起きられなくなりました。原因は慢性的な睡眠不足による睡眠障害。具体的な原因と我が家で行った対策方法についてご紹介いたします。
子供が起きない原因は気を使いすぎることのストレスだった!?
子供が起きない原因となる病気の「起立性調節障害」は、思春期の身体の成長と自律神経とのバランスが崩れることで起こる病気ですが、その他の原因としてストレスがあるようです。
子供が起きない原因はロングスリーパーにあった!?
子供がなかなか起きないとお悩みのお母さん達は多いと思います。もしかしたら子供さんが起きない原因は「ロングスリーパー」のせいで睡眠障害になっているからかもしれません。
子供が起きない原因の対策に「インティスクエア」を使ってみた
子供が睡眠相後退症候群で起きられなくなってしまったので、対策としてネットで評判の「インティスクエア」を買ってみました。その体験談を紹介いたします。
子供が起きない原因が起立性調節障害なら「キリツテイン」が効く!?
子供が朝起きない原因の一つに「起立性調節障害」がありますが、そんな時には「キリツテイン」というサプリメントが良いと聞いたので試してみました。
友人から子供が起きないという相談を受けました
友人から子供が起きないという相談を受けこちらのサイトを紹介しました。友人の相談内容や原因解決の一連の流れの掲載許可をもらったので話したいと思います。
子供が起きない原因は寝不足や怠けじゃなかった!
子供が朝なかなか起きないのは寝不足や怠けが原因とは限りません。思春期の子供は「起立性調節障害」という睡眠障害の可能性がありますし、もしかしたら体内時計が崩れて「睡眠相後退症候群」になっているのかも!?
子供が起きられない原因には「高照度光治療」が効く!?
我が家の子供もこちらのサイトで紹介されている体験談のように、朝おきられなくなってしまいました。そこで、話に効く「高照度光治療」を試してみたので、その体験談を紹介いたします。

 
トップページ 起立性調節障害 うつ病との違い 睡眠相後退症候群 非24時間睡眠覚醒症