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子供が「非24時間睡眠覚醒症候群」だったWさんのコラム

『「子供が起きられない」を治したお母さん達のコラム』も第3回になりました。第2回のSさんと同じく、当サイトの管理人が自分の子供の「起立性調節障害」を治療していく中で知り合ったWさんの話を紹介したいと思います。
Wさんの子供さんは、Sさんの子供さんがなってしまった「睡眠相後退症候群」がさらに悪化したと言われる「非24時間睡眠覚醒症候群」になられたそうです。非24時間睡眠覚醒症候群は睡眠時間が毎日少しずつずれていき、周期的に昼夜逆転してしまう睡眠障害のため、大人であれば就業が困難に、子供であれば学校生活が困難になる病気です。Wさんと子供さんがどのような経緯で非24時間睡眠覚醒症候群になり、どうやって治療したかをご覧ください。

非24時間睡眠覚醒症候群の原因はゲーム・スマホによる夜更かしだった

※以下、Wさん主観でのお話になります。

 

うちの子供は「非24時間睡眠覚醒症候群」になって就寝時間も起床時間も不規則になり、高校1年の6月頃から学校へ行けず不登校になりました。
原因ははっきりしています。毎晩遅くまでゲームやスマホをいじっていたために睡眠時間が崩れ、「睡眠相後退症候群」という病気になったようなのですが、そのことに気づかず特に治療もしなかった結果、さらに悪化して「非24時間睡眠覚醒症候群」になったということでした。

 

睡眠不足

 

「非24時間睡眠覚醒症候群」について簡潔に説明すると、寝る時間が毎日少しずつずれていく病気です。毎日ずれるため朝寝て午後起きる日があったり、昼に寝て夕方に起きる日があったり、夕方に寝て深夜に起きる日があったりします。うちの子供の場合は、大体10日毎に朝寝て午後に起きるような生活になっていました。5月には既にそんな状態だったのですが、始めはなんとか学校に行っていました。
でもそんな状態で登校しても当然授業中に起きていられるわけもなく。そのうち勉強にもついていけなくなり、頑張って起きようという意志もなくなり不登校になってしまったんです。

 

夫は不登校になった息子を叱りつけていました。子供は「起きたくても起きれないからしょうがない」と言い返すのですが、夫は「そんなものは気の持ちようだ!そもそも夜早く寝ないから朝起きられないんだろ!」とさらに怒り、それに対しても子供は「眠くならないから寝れない」と暖簾に腕押し状態でした。こんな言い合いが毎晩のように繰り返されるのですから、しまいには私の気も滅入ってしまって…。

 

このままではいけないと思い、子供を病院へ連れていきました。この時点ではなぜ子供が起きられなくなったかも分からなかったのですが、ネットで調べたところ同じように子供が起きられなくなってそのまま不登校になってしまったというお母さんたちの話を読み、皆さん病院で診察してもらって治療を始めた、ということだったので私も同じようにまずは診断してもらおうと病院に行きました。

起きられない子供の治療に必要なのは、親のサポートと子供の意志

病院で診断してもらった結果はやはり睡眠障害でした。うちの子供の場合は「非24時間睡眠覚醒症候群」ですね。
治療には「メラトニン」という錠剤を処方してもらいました。睡眠導入剤みたいなものです。「非24時間睡眠覚醒症候群」の人は本来寝るべき時間にきちんと「メラトニン」が分泌されないということで、錠剤のメラトニンを飲んで体内時計を戻そう、という治療方法でした。

 

しかし、1ヶ月が経ってもなんの改善も見られなかったのでおかしいと思い様子を見ていたところ、子供本人に治す意志が無かったのか、貰った錠剤をきちんと飲んでいなかったのです。
この点については薬を渡して「決まった時間にきちんと飲んでね」と言っただけできちんと見張っていなかった私にも落ち度があると反省しています。

 

その後、きちんと飲むところを私が確認するようにしましたが、やはり改善されません。メラトニンを飲んで多少は夜に寝るようになりましたが、朝起きてこないんです。きっと本人が起きる気が無いんでしょうね。
皆さんも朝眠いことは当然あると思います。それでも起きなくてはいけない時間には頑張って起きますよね。うちの子供はその「頑張って起きる」ということをしないんです。
きっと学校へ行かず、好きな時にゲームをし、好きな時にアニメを見るような生活に慣れてしまったんですね。
いくら薬をもらっても本人に起きよう、治そうという意志が無いと状況は変わらないんだと悟りました。

 

そこからは子供との話し合いです。無理矢理「起きろ」と言っても反発されてしまい状況が好転しないため、まず自分は今後どうしたいのかということをしっかり聞くようにしました。
このまま学校へ行かなくてもいいと思っているのか、社会に出て働くつもりはあるのか、働くつもりがあっても今の状態ではまともに働くことはできない、ということを話しました。

 

そしてなんとか本人の中で「治さなきゃ」ということを自覚してもらうことができ、ようやく治療のスタートラインに立つことができました。

 

そこからは二人で協力して治療に励みました。まず寝る時に「メラトニン」を飲むのを確認、朝はきちんと登校していた時と同じ時間に起こす。
そこでなんとか起きても昼寝なんかをしてしまうとまた睡眠時間がズレてしまうので、日中眠ってしまわないように言い方は悪いですが見張っていました。

 

そんなことを続けて2ヶ月も経つと自分できちんと薬を飲み、朝も頑張って自分の力で起きようとしてくれるようになりました。
「自分で起きよう」と思っていると分かったきっかけは、自分で病気のことを調べて「コレが効くらしい」と見せてきたのがこちらのサイトでも紹介されている「inti SQUARE(インティ スクエア)」でした。

 

※管理人注釈:「inti SQUARE(インティ スクエア)」についての詳細はこちら>>

 

メラトニンとinti SQUARE(インティ スクエア)を併用して半年程で朝にきちんと起きてくるようになりました。
不登校になってから1年以上かかりましたが、なんとか登校することができるようになりました。
流石にすぐに週5日毎日登校とは行きませんでしたが(これは起きれないことが原因ではなく、ずっと休んでいたため、再び学校へ行くのに不安があったのだと思います。)、高校2年生で再び少しずつ登校できるようになり、高校3年生では元通り普通に毎日登校できるようになりました。

 

起きる

 

以上がうちの子供の話です。

 

※本記事はあくまで本人の体験に基づく感想です。

『子供が「非24時間睡眠覚醒症候群」で不登校になった。(Wさんの場合)』のまとめ

Wさんのお話、いかがでしたでしょうか。治療には子供の意志が不可欠、というのはその通りだと思います。
いくら親が心配してあれをしろ、これをしろと言っても、強制的な物言いに子供は逆に反発してしまうものですよね。
まずは子供の気持ちを確かめるためにも話し合いをする、というのはとても大切なことだと思います。

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