トップへ戻る

子供が起きられない原因と対策を知って不登校を防ごう!

子供が朝なかなか起きられない。それって夜更かしのせい?

子供がいつも学校に遅刻するギリギリまで寝ているとか、目覚まし時計をいくら鳴らしても起きないといった経験をお持ちのお母さんは多いのではないでしょうか?

 

「だから毎晩毎晩夜更かししてちゃダメって言ってるでしょ!」となかなか起きない子供を起こしながら大声を上げるのが日常になっているご家庭もありますよね。
でもちょっと待ってください。あなたの子供は本当に夜更かしをしているせいで朝起きるのが苦手になっているのでしょうか?

 

もしかして、「昨日はいつもより早く寝たのにやっぱり朝は起きられない…」という子供さんをお持ちのお母さんもいるのでは?

 

「いつも夜更かしして寝不足だから、たまに早く寝るだけでは起きれないのかなー」なんて軽く考えていては大事なことを見落としてしまうかもしれません。
子供が朝起きられない原因と対策についてきちんと理解していきましょう。

子供が朝起きられないのは危険信号?「起立性調節障害」かも?

起立性調節障害というものをご存知ですか?英語では「Orthostatic Dysregulation (通称:OD)」と呼ばれます。
子供が朝起きられない原因が夜更かしによる寝不足の場合は、また別の原因(後述します)による睡眠リズムの乱れである可能性が高いです。
しかし、「起立性調節障害」はれっきとした病気であり、生活習慣を改善すれば治るというものではありません。起立性調節障害は、子供の体の成長スピードと自律神経の働きのバランスが上手く取れないことが原因で体の不調を引き起こす症状のことを指します。
起立性調節障害を放置しておくと、子供さんが不登校になってしまう危険性が高まります。ある調査によると、起立性調節障害を発症した子供の3割は不登校になってしまっているそうです。そのため、子供さんの起立性調節障害に早く気づいてあげること・改善への対策をしてあげることが求められます。

 

朝起きられない子供

起立性調節障害の主な症状

1.貧血(立ちくらみ・めまい)

起立性調節障害の特徴である低血圧のせいで立ちくらみやめまいが起こりやすくなります。

 

2.動悸・息切れ

心拍数が上がり動悸がしてくる症状です。立ち上がったりするだけで動悸がするようなら特に要注意です。

 

3.起床困難・午前中は調子が上がらない

起きたくても起きられなかったり、目は覚めているのに身体を起こせないといった症状です。午前中は特に倦怠感が強く、時間が夜に近づくにつれだんだんと倦怠感が無くなっていきます。

 

4.血行が悪い

自律神経の働きが上手くいかない結果、血圧が下がり顔色が悪くなります。

 

5.立っている時に気持ちが悪くなる・失神してしまう

電車の中で急に座り込んでしまう人がたまにいますが、起立性調節障害では立っている時に急に気分が悪くなったり失神してしまうという症状が出ます。前兆として発汗や動悸が強くなることがあります。

 

6.食欲が無い

朝や午前中に特に食欲が出ないという傾向があります。

 

7.腹痛

 

8.倦怠感

強い倦怠感が特に午前中に表れます。身体が重くてダルいという症状が夜に近づくにつれだんだんと無くなっていきます。

 

9.慢性的な頭痛

朝〜午前中の間に頭痛がするというのも起立性調節障害の特徴です。片頭痛などと違うのは、片頭痛は時間に関係なく痛みがありますが、起立性調節障害による頭痛は朝〜午前中に痛みがあり、それ以降は痛みが引いていくという特徴があります。

 

10.入浴時に気分が悪くなる

 

11.乗り物酔い

 

起立性調節障害は自律神経とのバランスが取れないため、気分が悪くなったり倦怠感があるのが特徴です。
また、血圧が上がらず貧血を起こしたり朝起きられないという症状も見られます。
さらに起立性調節障害には「サブタイプ」が存在し、上記の11個の症状のいずれか3つの症状+4つのタイプうちのいずれか1つと合致していれば、「起立性調節障害」を疑ったほうが良いでしょう。

 

タイプ1:起立直後性低血圧 【英称:Instantaneous Orthostatic Hypotension (通称:INOH)】

立っている状態で自律神経が上手く働かず、血圧が下がってしまい立ちくらみなどが起きてしまう症状です。座っている時より立っている時の血圧が20近く下がるようであればこの「起立直後性低血圧」を疑った方が良いかもしれません。立っている時に耳鳴りがよくするようなら、それも自律神経が上手く働いていないことが原因の可能性もあります。

 

タイプ2:体位性頻脈症候群 【英称:Postural Tachycardia Syndrome (通称:POTS)】

立ち上がった時に心拍数が顕著に増加する症状です。座っている時と比べて心拍数が35拍/分上がったり、そこまでの上がり幅が無くとも立っている状態で115拍/分を超えるようであればこの「体位性頻脈症候群」を疑った方が良いかもしれません。

 

タイプ3:神経調節性失神 【英称:Neurally-Mediated Syncope (通称:NMS)】

神経調節性失神では、神経の反射で突然失神してしまうという症状が出ます。脈が遅くなる徐脈(じょみゃく)や血圧低下によって失神が発症します。長時間立っていたり、長時間座っていたりすると症状が出やすいですが、前兆として気分が悪くなる、吐き気、動悸、発汗などが出ると言われています。

 

タイプ4:遷延性起立性低血圧

立ち上がってからすぐに血圧が下がるのではなく、数分後に徐々に血圧が下がっていく症状です。血圧低下の割合が15%以上、または20mmHg以上下がるようであればこの遷延性起立性低血圧に該当すると思われます。

 

子供が起立性調節障害かも!?改善方法を知りたい方はこちら>>

子供が起きられないのは「睡眠相後退症候群」が原因かも?

睡眠相後退症候群とは、睡眠時間帯が通常よりも遅くなって元に戻らなくなってしまったことで睡眠リズムが崩れ、夜になかなか眠れない、朝もなかなか起きられなくなってしまう症状です。夜更かしが続くとどうしても睡睡眠時間帯が遅くなってしまいますが、一度崩れた睡眠時間帯がなかなか戻らない体質の人が睡眠相後退症候群になりやすいようです。この症状になると朝もなかなか起きられなくなりますが、朝から夕方頃まで「動悸・食欲不振・めまい」など調子が悪い状態が続きます。夕方から夜にかけて調子が良くなるため、また夜更かしをするようになり悪循環が続いてしまいます。

 

睡眠相後退症候群の原因は慢性的な夜更かしによって睡眠リズムが崩れることですが、夜更かしをする人全員が睡眠相後退症候群になるわけではありません。これは完全に個人の体質の問題ですが、特に自律神経の働きが乱れやすい人に発症しやすい病気のようです。また、ロングスリーパー(10時間以上眠らないと辛い人)の人は少し夜更かしするだけで、その分起床時間を遅らせないと辛いために睡眠相後退症候群になりやすいようです。子供さんが夜なかなか寝付けない、起床は昼過ぎになってしまうという状態であれば、睡眠相後退症候群を疑ったほうが良いかもしれません。起床が昼過ぎになるということは、学校の登校時間に間に合わないため、遅刻の回数が増えだんだんと不登校になってしまう危険性もあります。
※ロングスリーパーの対象はショートスリーパー(6時間未満の睡眠時間でも大丈夫な人)と言います。

 

睡眠相後退症候群は睡眠時間帯が数時間ずれる症状ですが、これが酷くなると最終的に丸一日(24時間)睡眠リズムが狂ってしまう非24時間睡眠覚醒症候群というものになってしまう可能性がありますので、できるだけ早期に睡眠相後退症候群の対策するようにしましょう。非24時間睡眠覚醒症候群では日常生活にかなり大きな支障が出てしまうため、休学・退学・休職・退職といった事態になってしまう方も多くいらっしゃいますので、睡眠相後退症候群の段階で早急に対策し、改善していくことが大切です。

 

睡眠相後退症候群の対策方法が知りたい方はこちら>>
非24時間睡眠覚醒症候群の詳細が知りたい方はこちら>>

 

ブルーライトにも要注意!スマホ・パソコンが睡眠障害の原因に?

スマートフォン・パソコンの画面から発せられるブルーライトという光が原因で睡眠障害を引き起こしてしまう危険性があります。どうしてブルーライトが睡眠障害を引き起こすかと言うと、ブルーライトが目の中の網膜に入ると、脳が朝だと錯覚してしまうのです。通常脳は夜になると「メラトニン」という、いわゆる「睡眠ホルモン」を分泌してくれます。このメラトニンは一定の周期で分泌され睡眠リズムを作ってくれます。しかし、ブルーライトによって脳が朝だと錯覚してしまうと、メラトニンの分泌を停止し、だんだんと覚醒状態になり目が覚めてきてしまいます。このせいでサーカディアンリズムと呼ばれるいわゆる「体内時計」が狂ってしまうことで睡眠リズムが崩れ、酷くなると睡眠障害に繋がります。

 

ブルーライトの対策方法について知りたい方はこちら>>


 
トップページ 起立性調節障害 うつ病との違い 睡眠相後退症候群 非24時間睡眠覚醒症